祭祀主宰者を指定する遺言文例

□ 祭祀の主宰者(承継者)とは、葬儀の喪主をつとめたり、仏壇や墓などを引き継いで先祖の供養をする人のことで、遺言で原則として1名指定することができます。

民法897条(祭祀に関する権利の承継)

系譜、祭具及び墳墓の所有権は、前条の規定にかかわらず、慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者が承継する。ただし、被相続人の指定に従って祖先の祭祀を主宰すべき者があるときは、その者が承継する。

前項本文の場合において慣習が明らかでないときは、同項の権利を承継すべき者は、家庭裁判所が定める。


行政書士は街の身近な法律家

埼玉県行政書士会所属

行政書士渡辺事務所

行政書士・渡邉文雄

 

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遺 言 書

   

 遺言者〇〇〇〇は、以下のとおり遺言する。

 

第1条 長男〇〇〇〇(昭和△△年△月△日生)に次の財産を相続させる。

 

(1) 土地              

   所在    〇〇市〇〇町〇〇丁目

   地番    〇〇番〇〇 

   地目    宅地

   地積    〇〇〇.〇〇平方メートル

 

(2) 建物

   所在    〇〇市〇〇町〇〇丁目〇〇番地〇〇 

   家屋番号  〇〇番〇〇 

   種類    居宅  

   構造    木造瓦葺二階建

   床面積   一階 〇〇.〇〇平方メートル 

         二階 〇〇.〇〇平方メートル

 

(3)私名義のAB銀行〇〇支店定期預金  

    口座番号△△△△△の預金全額と利息全額

 

第2条 長女〇〇〇〇(昭和△△年△月△日生)に次の財産を相続させる。

 

  私名義のCD銀行〇〇支店定期預金 

 

  口座番号△△△△△の預金全額と利息全額

 

第3条 次女〇〇〇〇(昭和△△年△月△日生)に次の財産を相続させる。

 

  私名義のゆうちょ銀行の定額貯金  

  記号△△△△の貯金全額と利子全額

 

第4条 その他前条記載の財産を除く私の有する一切の財産は、長男○○○○に相続させる。

 

第5条 私は、祭祀を主宰するべき者として、長男〇〇〇〇を指定する。

 

 令和△△年△△月△△日

 

 

                    (遺言者住所)

 

  遺言者   〇〇〇〇  印


ポイン ト ここが遺言(相続)のポイント

□ 祭祀主宰者を指定する遺言では、相続分の指定にあたっても配慮しておきます。

 

□ 時間の経過により遺産財産構成は変化します。 預貯金の金額については、遺言書作成後の残高の変化により相続人間で紛議を招かないよう、遺言書作成時点の残高を記載しないで、「全額」または「全て」と書くことをおすすめします。

注意事 項  本文例はあくまでも一例です。遺言者のご希望はもとより、推定相続人や遺贈したい人の状況、相続財産の状況などによって遺言文は違ってきます。

 あなたのご遺族のあいだに相続争いが起きにくい遺言書、ご遺族が相続手続きをしやすい遺言書、あなたの思いを実現する最適な遺言書の作成を当事務所がお手伝いいたします。


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