内縁関係での「相続」

~内縁の配偶者死亡後の「相続」~

□ 内縁の配偶者間での相続は認められません。内縁の配偶者に遺産を与えるには、遺言書を書き「遺贈」する必要があります。


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埼玉県行政書士会所属

行政書士渡辺事務所

行政書士・渡邉文雄

 

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ポイント関連情報

1. 内縁の配偶者間の相続

 

□ 内縁の配偶者間での相続は認められません。

□ 内縁の配偶者に遺産を与えるには、遺言書を書き「遺贈」します。遺産が不動産の場合は、夫婦共有持分で登記しておき、遺言で互いの持ち分を遺贈し合います。ただし、法定相続人から遺留分の減殺請求をされるおそれはあります。

 

 

2. 内縁の配偶者死亡後の「相続」

 

(1) 内縁の配偶者に、実子など相続人がいる場合

 

① 借家権

□ 内縁の配偶者の相続人から、借家の明け渡しを求めてきたときは、相続人に借家を利用する必要性が認められないときは、権利の濫用として拒否することができます。

 

② 不動産、預貯金などの財産

□ 内縁の配偶者の財産形成に寄与・貢献した場合は、相続人に対し、提供した資金に見合った不動産、預貯金などの分割請求ができます。

 

 

(2) 内縁の配偶者に相続人がいない場合

 

① 借家権

□ 内縁の配偶者に相続人がいないときは、借家権の継承ができます。(借地借家法36条) 

 

② 不動産、預貯金などの財産

□ 内縁の配偶者は本来の相続人ではありませんが、相続人が不存在で遺言書もない場合は、被相続人と特別に縁故のあった方に特別に財産を分け与える「特別縁故者」制度により財産をもらうことができます。


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