相続の開始・相続の仕方

□ 遺言が無い場合、法定相続分に従い、相続人の話し合いで遺産を分割します。

□ 遺言書がある場合、遺言書の指定にしたがって遺産を分割します。 ただし、以下の場合は、遺産分割「協議」が必要となります。 

① 遺言で指定された内容とは違う分け方をしたい 

② 遺言書が「相続分の指定」のみをしている

③ 遺言に「洩れている財産」がある

④ 「遺言に洩れている借入金や未払い金などの債務」があった

⑤ 特別受益があり、その扱いに関する遺言がない

⑥ 寄与分の申し出がある 

⑦ 相続放棄・限定承認がある


行政書士は街の身近な法律家

埼玉県行政書士会所属

行政書士渡辺事務所

行政書士・渡邉文雄

 

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ポイント関連情報

1. 相続の開始

 

□ 被相続人が死亡したとき持っていた財産を相続人が引き継ぐことを「相続」といいます。

 

□ 相続は人が亡くなると同時に開始されます。 

 

□ 財産上の権利義務は、死亡と同時にすべて相続人に移転します。 ただし、年金の受給権等一身専属的なものは承継しません。

 

□ それぞれの財産について、遺産分割が行われるまでは持分に応じて相続人の共有となります。

 

□ 裁判所から「失踪宣告」を受けた場合も相続が開始されます。

 

□ 相続人の協議によって財産を分け、それぞれが相続する財産を確定させることを「遺産分割」といいます。 

 

□ 遺産分割協議が成立した段階で遺産の分割が確定し、相続のときに遡って有効になり、共有の期間はなかったことになります。

 

 

2. 相続の仕方

 

□ 遺言書の有無によって相続の仕方は異なります。

 

(1) 遺言が無い場合(及び、あっても無効である場合)

 

 法定相続が開始し、法定相続分に従い、相続人の話し合いで遺産を分割します。

 

(2) 遺言書がある場合

 

 原則として遺産分割協議は必要なく、遺言書の指定にしたがって遺産を分割します。

 

 

注意事 項 遺言書があっても、以下の場合は、遺産分割「協議」が必要となります

 

① 遺言で指定された内容とは違う分け方をしたい場合(遺言書があっても、相続人全員の合意があれば、遺言に従わなくてもよいとされています。)

 

② 遺言書が「相続分の指定」のみをしている場合

 

③ 遺言に「洩れている財産」があり、その扱いに関する遺言がないとき

 

□ 遺言に「洩れている財産」は、原則的には法定相続になりますが、相続人全員の同意があれば、その遺産を誰が相続するか遺産分割協議で決めることができます・

 

④ 「遺言に洩れている借入金や未払い金などの債務」があった場合

 

□ この場合、原則的には、相続人が法定相続分に応じて承継しますが、相続人全員の同意があれば、その債務を誰が相続するか協議で決めることができます。 

 しかし、対債権者の関係では、債権者が認めなければ効力はありません。債権者の同意がある場合を除き、対債権者との関係では、債務は相続人が法定相続分に応じて承継します。

 

⑤ 特別受益があり、その扱いに関する遺言がないとき

 

□ 生前贈与等があるにもかかわらず、遺言であえてこれに言及しないで相続分の指定をしているときは「特別受益の持ち戻しを免除する」意思表示を伴うものと解釈すべき場合が多いと思われます。

 

⑥ 寄与分の申し出があるとき

 

⑦ 相続放棄・限定承認があるとき

 


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